2012年10月3日水曜日

モノの値段とは・・・値段をはさんだコミュニケーション

ミスドの半額セールが、
台風のように通り過ぎていった。

私も普段は、
たま~~~~~~~~~~~~~~~にしか行かない、
ミスド。

今回は、
“半額”の文字に踊らされて、
行列に突撃!!

「半額で儲かるなら、普段から半額にすればいのに・・・」

との意見もあるが、

お店が提案する「価格設定」は、

実は、非常にムズカシイのです。

高すぎれば、お客様に支持されないし、
安すぎれば、経営が成り立たないし、

そこら辺の微妙~~~なさじ加減を見極めるのが、
経営の醍醐味でもあるのです。


で、

よく、「○○の原価はいくら?」
という疑問があります。

例えば、
化粧品の原価は??
とか、

コーラの原価は?
とか。

こちらのブログもご覧下さい。


Cherish Vol.2068 ~ 価格設定 ~




ボクは、
全ての商品の原価は、
「ゼロ円」
だと思います。


では、
たとえ話。

クルマ(売値=100万円としましょう)の原価はいくらでしょうか?

販売店が、100万円で売っている。
と言うことは、仕入れは、30万円くらい(アバウトで30%)。
じゃあ、あとの70万円は何?

いわゆる経費です。

セールスマンや整備士の給料とか、
店舗の建設費や、土地の代金など。

じゃあ、クルマを作った工場はどうなの?

やはり、部品を仕入れ(アバウトで言えば30%)
経費をかけて、製品を作る。

じゃあ、部品を作る下請けは?

やはり、原料を仕入れて(アバウトで言えば30%)
経費をかけて加工する。

じゃあ、原料は???

それは、地球

鉄も、ガラスも、ゴムも、プラスチックも、
新素材も、
クルマの部品の究極の原料は、

全て、地球から持ってきたモノ。

つまり、
タダ。

今、地球に出回っている商品は、

ぜ~~~~~~~んぶ、

原料は、
地球から取ってきたモノでできている。

化粧品も、コーラも、

原料は、地球。

つまり、
タダ。

じゃあ、
なんで、100万円なんて値段がつくの???


それは、全て、

人間の労働の対価なのです。

地球上の全ての製品は、
人間が地球からタダで資源を集めて、
こねこね、こね回して、
できているのです。

クルマ1台の値段100万円は、
全て、人間の労働の対価なのです。

確かに、
モノを買う時に、
原価はいくら?

と考えることは、
大事なことです。

しかし、
目の前にある商品が、
全て、父ちゃん・母ちゃんたちが
汗水たらして、
働いてできている商品だとすれば、

100万円のクルマが、高いか?安いか?

という判断ではなく、

この値段で、自分に必要か?

必要なら買う。
必要なければ買わない。

そういう視点での買い物も、
買い物の楽しみを増幅させて、面白いです。

ちなみに、
ミスドが半額なら、
うちは、20個買うが、

クルマが半額になっても、
20台は買わない。


昔、ポテトチップスの宣伝で、
「100円あげますから、ポテトチップス、作って下さい」(趣旨)
というのがありました。

クルマで言えば、
「100万円あげますから、クルマ、作って下さい」

ということになります。

普通の人間では、
100万円もらっても、
いま、車屋で売っているようなクルマは作れません。

と言うことは、
「クルマ=100万円は安い

と言うことになるはずです。

このような視点で、
いろんな商品・サービスの価格設定を、
見直してみてはいかがでしょうか?

世の中、
違ったモノに見えてくるかもしれません。


(ふくやまひろし)

瑠璃色の地球

福山を元気にする~ふくやまウオッチング~






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